御上り昆布しほふき 40g入り

1,200円(内税)

最高級の天然真昆布の中でも、特に一級品を選び、国産丸大豆醤油や和三盆糖等、厳選した調味料で炊き上げ乾燥させました。
ごはんのおともに、お酒の肴に、お茶漬けなどに。大切な方への贈り物にも最適です。
一般的な塩ふき昆布は、調味料(アミノ酸等)を主成分とした調味粉を表面にまぶしたものが多いですが、当店の塩ふき昆布の表面の白い粉は、うまみ成分が結晶したものです。


「御上り昆布(登録商標)」という名称は、古く江戸時代の史実に由来します。
現在の北海道函館市、旧南茅部町は、最高級の昆布が産出する場所として古くから知られていました。
 江戸時代寛政年間の幕吏であった村上島之允は蝦夷地に駐在して、蝦夷地のアイヌの風俗を細かに記録した優れた著書や、絵図、屏風などを多く残しました。
 そのひつと「蝦夷嶋奇観」は、寛政11年(一七九九)に成立したといわれています。
その一部を抜粋します。

  蝦夷島奇観   
  百五十六 一 御上り昆布 一曰 天下昆布
         汐首崎より東シカヘ
         海濱迄産セリ 長壹丈
         三四尺 幅五六寸 紅黄
         緑色 採挙て清浄の
         地をえらミ乾す 五十枚
         を壹把とし また其上を
         昆布にて包 十六所
         結 廳に奉る 是昆布の
         絶品とす
       
文中で、「絶品とす」と評された「御上り昆布、天下昆布」こそが、旧南茅部町で産出する白口浜天然真昆布なのです。
さらに「菓子昆布」についての記述も あり、そのまま食しても甘みがある真昆布は宮廷や将軍家においてお菓子として珍重されていたことが伺われます。
昭和になってからは、昭和一一年秋、天皇陛下の北海道行幸の際に御料品として差出すよう北海道庁から指定されました。
それ故「献上昆布」の別名もあります。
(当時の献上品乾燥の様子)


「白口浜真昆布」は遠く北前船の時代より上浜ものとして他産地昆布と区別されてきました。この名は昆布の身が厚くその切り口が白く見えることに由来します。
上品で清澄な出しが取れ、また高級塩昆布やおぼろ等の加工にも適していることから、高級昆布の代名詞として扱われてきました。
その多くが、この昆布を特に珍重する「天下の台所、大阪」へ出荷されました。
正に日本一の由緒正しい昆布だと申し上げられると思います。


【製造の様子】
北海道白口浜産の天然真昆布。
不作続きで生産量が激減し、幻の高級品だと言えます。
しおふき昆布の原料として、これ以上のものはありません。


既定のサイズに裁断します。


裁断した昆布は、一枚一枚選別して、形の整わないもの、薄いものを取り除きます。


それを伝統調味料で、煮込みます。


昆布が炊き上がりました。


乾燥させて出来上がり。



【原材料の詳細】
天然真昆布(原材料:北海道函館市白口浜産)
丸大豆醤油(和歌山県製造、愛媛県製造)(原材料:丸大豆、小麦、塩)
たまり醤油(三重県鈴鹿市製造)(原材料:丸大豆、塩)
純米酒(長野県佐久市製造)(原材料:米、米麹)
濃縮だし(大阪府製造)(原材料:真昆布、鰹節、鰯煮干し)
伝統味醂(岐阜県加茂郡製造)(原材料:もち米、米麹、米焼酎(乙類))
和三盆糖(徳島県製造)(原材料:さとうきび、砂糖)

内容量 40g
保存方法 常温
〔栄養成分〕(100g当り)
熱量147kcal、たんぱく質7.5g、脂質0.8g、炭水化物45.4g、食塩相当量10.5g