国産小麦と塩と真昆布粉末のみが原材料の、昆布麺です。
細うどんの類ですが、用途は様々です。
調理例をご紹介しますと。
まずはシンプルに、もりそばのようにも。
温かい麺にしても、おいしくいただけます。
ごま油で和えて、肉みそと千切りのキュウリを添えれば、あえそばに。
何ならアルデンテに茹でてパスタのようにもお使いいただけます。特に冷製パスタが合うようです。
また、この焙煎昆布麺が活きる、最高の場面が、鍋物のシメです。
拙著、
「土居家のレシピと昆布の話」(当オンラインストアで販売中)の94ページでもご紹介した「ピエンロー」に入れてみました。
下茹でせずに、そのまま鍋のだしに投入して下さい。
本当に驚くべき美味しさを感じていただけると思います。
麺から塩分が出ますので、だしに強い味がついていない鍋物にお使いいただくのがおススメです。
過去には、あるミシュラン三ツ星料亭の鍋物セットに採用していただいたこともあります。
是非お試し下さい。
現在、北海道以外で販売しているのは、こんぶ土居だけだと思います。
「原材料名」
小麦粉、食塩、焙煎昆布パウダー
「内容量」
160g(二人前)
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この焙煎昆布麺をプロデュースされているのは、函館市臼尻町で喫茶店「珈夢」を営む小林元昭さんです。
小林さんとの出会いも、不思議なご縁でした。
天然真昆布が不作になって以来、海がどのような状況になっているのか、詳しく知りたいという思いは常にありました。
真昆布のふるさと、北海道南茅部の高校を訪問した際にも、校長先生に天然真昆布の不作のことはお話していました。
漁師さん以外で海の中を詳しく知っている人に、誰か心あたりはないかとお尋ねした際、ある方をご紹介して下さいました。
水中写真を撮影するダイバーです。
その方は、もともと東北でダイビングショップを経営しておられたのですが、東日本大震災で被災し、南茅部へ移住してこられたのです。
校長先生がその方をご紹介してくださるにあたり、間に入って下さったのが小林さんでした。
校長先生に、小林さんが営む喫茶店「珈夢」を訪ねるように言われ伺ったのですが、小林さんはお仕事中にも関わらずダイバーのお店へ車で送って下さいました。
ダイバーの方とのお話が終わり、お礼をお伝えするため「珈夢」に戻りました。
「珈夢」は、オーディオ趣味の小林さんがすごく立派な音響機器やスピーカーをお店に備え、本当に良いお店です。
その際に、お話している中で「焙煎昆布麺」のことも知り、地元の産品である真昆布の利用促進のために考えられた製品ですし、私共でも販売させていただければと思ったわけです。
ただ、製品に少し要望もありお伝えしました。
小林さんは、それを真剣に聞いて下さって、こんぶ土居特別版を作って下さったときは、本当に驚きました。
焙煎昆布麺は様々に使えますが、鍋物のシメとしての利用もおススメです。
乾麺ですが、そのまま煮込んでしまうことができます。
実は先日、ある高級料亭のお持ち帰り用商品の「鱧鍋セット」に焙煎昆布麺を使ってくださいました。
小林さんのお仕事が、一流の料亭でも認めてもらえたことが非常に嬉しかったです。