白口浜真昆布と、静置発酵の純米酢のみで製造した白板昆布です。
黒おぼろを職人が一枚一枚削り取り、最終的に残った昆布の芯の部分です。
手作業で削り取ったものからしか生まれないもので、一枚の昆布から少量しかとれません。
原料の昆布不足、加えて削る職人さんが減少しており、近年は入手困難で希少なものとなっております。
鯖寿司やバッテラ寿司には欠かせません。
白板昆布により
〇昆布の味わいが浸透し、深みが増します。
〇昆布の甘みが寿司の口当たりをまろやかにします。
〇白板昆布の酢により青魚のクセを和らげ、また防腐作用をもたらせます。
〇乾燥を防ぎ、みずみずしさを保ちます。
【製造の様子】
使用する昆布は、北海道函館市産の真昆布です。
静置発酵の純米酢に浸して柔らかくします。
特殊なカンナで一枚一枚削り出します。
最終的に残った昆布の芯の部分が白板昆布です。
裁断せずに一枚の状態を折りたたんで袋に入れてお渡しします。
下に記載の通り、原材料は昆布と酢だけです。
酢についての考え方は、「こんぶ土居店主のブログ」の過去投稿にて書いております。
併せてご一読ください。
https://konbudoi4th.hatenablog.com/entry/2021/11/20/105412